ストライクフリーダム

一層混迷を深める情勢の中、更なる世界の行く先を見据えていたラクス・クラインを旗頭とする「旧クライン派」が、来るべき次のステージでの戦いを予測し、完成させた新鋭MS、それが「ZGMF-X20A ストライクフリーダム」である。関節が「金色」という特徴的な外見を持つこの機体は、新型エンジンの搭載などにより「ZGMF-X42S デスティニー」や「ZGMF-X666S レジェンド」に匹敵する力を秘めている。

そのあり余る出力で、先の２機同様に青く輝く「MX2200 ビームシールド」の両腕への装備を可能にしており、同時期のMS群とは一線を画す防御能力を誇る。

攻撃兵装もフリーダムを引き継ぎ豊富に用意されており、２梃装備の「MA-M21KF 高エネルギービームライフル」は１梃ごとの使用だけでなく、連結してより高い攻撃力を発揮するロングライフルとしての使用が可能。

腰部にはフリーダムの物よりコンパクトに改良された「MMI-M15E クスィフィアス３レール砲」を装備、ビームライフルの腰部マウント時には背面へも格納できる。さらに腹部には「ZGMF-X31S アビス」の胸部に採用されていた「MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲」を搭載。

そして最大の特徴である背部には「EQFU-3X スーパードラグーン機動兵装ウイング」を装備、８門のドラグーンが個々に分離して「MA-80V ビーム突撃砲」を放つ。これらの強力な兵装を備えたストライクフリーダムは、まさに最強の機体と言っても過言ではない。密かに開発されたこの機体は、バルトフェルドと共にエターナルに合流したラクス・クラインにより、混沌とする世界情勢に終止符を討つ「最後の切り札」としてキラ・ヤマトに託された。